[2023年5月] 中国・北京でトランジット入国拒否事件:スイス・イギリス海外旅行体験記

2023年5月19日金曜日

海外旅行 中国

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先に結論を書いておきますと、

2023年5月現在、トランジットでは中国国内の入国は行えず、中国に入国するには事前のビザ取得が必要な状態でした。

事の経緯

2023/5/5、私は羽田から北京経由でジュネーブに向かう予定でした。

北京のトランジットは9時間半と長かったですが、長い分トランジット滞在時間にその国の小旅行を楽しめるとも思えると少し特をした気分にもなるというもの。

中国は北京にそんな思いを抱きながら、私は北京観光スケジュールを立てていました。


中国への入国ってビザがいらなくなった?

せっかくだから旅行中国語も学んでみようと、出発1週間前くらいに中国語会話のオンライン体験レッスンでもやってみることに。

そこで出会った中国語会話の先生から、こんな質問をされました。

先生「中国旅行いいですね、ビザはもうとりましたか?」

俺「いいえ、取得してないですよ。コロナ後は中国は短期滞在であれば入国ビザが不要みたいなので」

先生「へー、そうなんですか!今はビザがいらなくなったんですねー」

で、私はコレを何を根拠に言っていたかというと、

北京市の公式サイトや、旅行サイトでも72〜144時間以内の中国滞在であれば滞在可能とあったので「ビザ発給なしで中国観光できるのね」と考え、ビザ申請なしで北京をトランジット訪問することに。

北京首都国際空港での出来事

まず日本出国前に事前に「中国税関出入国健康申告」というネット申告が必要だとは知っていたので、申請を完了。

出国48時間前にPCR検査を受け、陰性証明を受けることが必須とありましたが、必要なのは自己申告のみで証明書のコピーなどは健康申告サイトでは求められなかったので、陰性と申告することに。

そして2023年5月5日に北京首都国際空港に到着。
トランジットゲートには向かわず、出国ゲートに向かうことに。

まず最初に機械によるパスポートのスキャンと顔写真撮影を求められました。
ここは他の国でもあるステップなので、難なくパス。

次にQRコードのスキャンゲートがあり、日本で申告した「中国税関出入国健康申告」のQRを提示してみたところ、無事ゲートが開きました。
こちらも無事通過したかと思いきや、通過後に空港職員に呼び止められ「外国人か?」と聞かれ、「Yes」と答えると、PCR検査を受けろと言われスキャンゲート横の簡易PCR検査ブースに案内されました。
どうやらこれは抜き打ちで検査されるっぽく、私以外の外国人は通過できたり、やっぱり捕まって受けてる人がいたりしたので素直に応じることに。

パスポートを提示後、喉の手前の口内細胞を採取され、検査は1分経たずに終了。
どうやらすぐ結果がわかるわけではなく、後で検査して陽性だったら追跡される感じなのかと思います。

その後入国審査場に到着。パスポート提示後のやりとりはこんな感じ。

税関「入国目的は?」
俺「Sightseeing(観光です)」
税関「ビザは持ってるか?」
俺「No(持ってないですね)」
税関「ではトランジットビザの申請所に行って入国申請を済ませてね」

その後、パスポートスキャンと健康申告QRスキャンの間にある特別入国審査の申請窓口に到着し、書類を記載し窓口に提出。

窓口職員「出国目的は?」
俺「Sightseeing(観光です)」
窓口職員「じゃあダメですね。特別な理由がない限り出国は認められません」

え………

あれ?そうなの?短期滞在ならビザ不要なんじゃないの?
ということで前述の72〜144時間トランジットビザ免除のサイトを改めて確認し、英語版サイトを表示して再度交渉してみることに。

ただ特別入国審査の窓口職員が不在になっていたので、税関ゲートまで戻り税関職員と交渉。
税関職員「ビザ持ってないの?じゃあ出国はできませんね」
俺「いやいや、このサイト見てよ。私の滞在時間は9時間以内で、このサイトに72時間以内ならビザ不要って書いてるんだけど!」
税関職員「……(サイト内容を確認して)、このルールは変わったから入国はできない
俺「ちょwww嘘やんwwwいつ変わったの?」
税関職員「(肩をすくめながら)知らないけど、今はこのルールじゃないから」

中国はすぐ行政のルールが変わったり、知らないルールが出てくるという話は聞いたことありましたが、まさか私がその洗礼を受けるとは…!

というわけで、私のトランジット北京市内観光は幕を下ろし、残り8時間を北京首都国際空港のトランジットエリア内で待機することになりました…
(そしてこのトランジットエリアという牢獄もまた地獄だったので、別ブログで書きたいと思います)

結論

というわけで中国のトランジットビザ免除というルールは、2023年5月時点では(少なくとも私は)適用されませんでした。
中国国内をトランジット時間中に入国観光しようとしている方はぜひご注意を…!

しかし北京市は正しい最新の情報を提供してほしいものです…

おまけ

画像下のスライドバーをちょうどよい位置にスライドしてパズルのピースをぴったりいい位置に合わせる必要があるのですが、なかなか成功難易度が高かったです。
完全にぴったり合わせすぎようとせず、ほんの気持ち手前で止めると成功しやすい印象でした。

入力が終わるとこんな感じのQRコードが表示されるので、このQRコードを中国入国前のゲートで表示しました。
(まぁ、結局入国自体は叶わなかったのですが)



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