というわけで、北京首都国際空港のトランジットエリアという牢獄9.5時間の監禁を経て、チャイナ・エアライン(Air China)で約11時間かけてスイスはジュネーブに向かいます。
ジュネーブ滞在1日目のまとめ
- 電車、トラム、バスは切符確認という概念がない善意に基づくシステム
- ジュネーブは案外狭い、京都市内といい勝負
- 天気が良いならレンタサイクルでの観光がマジ最高
- Airbnbで1万円弱で借りた部屋は非常にコスパ良い部屋でした
チャイナ・エアラインの機内
というわけで、中国現地AM2:25の中国国際航空の機内に乗り込みます。
エコノミークラスでしたが、こちらの機内は羽田~北京とは異なり、座席はほぼきっちり埋まっておりました。乗り込む人も中国人が7~8割という感じ。
離陸1時間後くらいに出された機内食。
左下の白い塊はツナとハムチーズのサンドイッチでした。味は普通。
その後は座席に設置してあったブランケットを頭までかぶってひたすらに睡眠。
機内は多少寒かったですが、ブランケットがあれば、まぁなんとかなりました。
ウクライナ/ロシア紛争中ですが、チャイナエアはロシア領空権内を余裕で通過して、一路ジュネーブに向かいます。
離陸8時間後くらいにお出しいただいた朝食。
朝粥を選択したらパンも一緒についてきました。炭水化物にまみれています。
付け合せのザーサイと煮玉子をバランスよく食べないと、お粥自体は塩気も味もあまりありません。
そんなこんなで定刻通り、現地時間AM7:15にスイスはジュネーブに到着。
ジュネーブ空港の入国手続き
ジュネーヴ・コアントラン国際空港(GVA)は、羽田や北京の空港と比べればこじんまりとした空港ではありましたが、なかなかきれいな空港でした。
ただ空港内の廊下を歩いていると、やたらとミントの香りが。
向こうは廊下の掃除洗剤にミント臭がするんですね...
入国手続は税関職員との対面式。
列に15分ほど並んで、黒人のお兄さん税関とご対面。
税関「どこから来たの?」
俺「日本です」
税関「ここに来た目的は?」
俺「観光です」
税関「何日くらい滞在する予定?」
俺「スイスは3日間ですね」
質問はこのくらいで、あとはお互いにこやかに通過出来ました。
お隣の中国人女性はあまり英語ができないのか、翻訳アプリ経由で税関職員とやりとりを行っていました。
ジュネーブ空港内のWi-Fiは、SIMカードがないとすぐ使えないので注意
羽田も北京も空港内のWi-Fi使う際は、無料WiFiに接続後にスマホで同意ボタンを押すかEメール登録くらいで簡単に使えたのですが、ジュネーブ空港のWiFi利用はSMS認証が必要で他空港と比べ簡単ではありませんでした。
現地SMSがない場合は、空港内で航空券をスキャンするとコードが発行される機械があるとの別記事記載がありましたが、飛行機~税関の間ではこの機械を私は見つけられずでした。
ちなみに私は日本出発前にAmazon.co.jpでThreeというキャリアのヨーロッパで使えるSIMカードを事前購入しておきました。
手荷物受け入れエリアの前に免税店、この導線設計は良い
税関通過後の手荷物受取エリアの移動途中に免税店が設置されていました。
手荷物受取まで時間かかる可能性あるし、大物を買っても受け取った手荷物に入れればよいので、この位置に免税店があるのはグッドアイデアだと思いました。
免税店の酒しか撮影しなかったですが、お菓子・おもちゃ・タバコ・コスメなどもありました。ただしブランドショップや高級装飾品は売ってなかったです。
公共交通機関は善意に基づいたシステム
無事手荷物を受け取り入国。
税関申告なしのゲートに向かったら、申請や確認なども一切なくゲートを通過できました。
タバコに寛大なジュネーブ
まずは手近な出口から屋外に出て、実に丸24時間ぶりのタバコを一服。
スイスは喫煙ルールが緩く、屋外であればタバコはどこでも喫煙可能で、また道の場所場所に吸い殻入れも設置されています。
市街に行くと、歩きタバコしている人も一定見かけます。タバコに寛大!喫煙者にはありがてぇ!
電車でジュネーブ中心地に移動
タバコも吸い終わり、空港内で100スイスフラン程度の両替を済ませて、電車でジュネーブ市内中心地に向かいます。
皆さん電車に乗る前に切符を購入されていますが、ジュネーブ市内の宿泊者は「ジュネーブトランスポートカード」というデジタル交通券が提供されます。
- 【ジュネーブ】ジュネーブの公共交通利用料が無料になるTransport Cardの入手方法+おまけ【世界一周旅行】 - ひやまんブログ
- ジュネーブ市内の宿泊者なのにトランスポートカードのメールが届いていない人は、ホテルに依頼すれば申請後早めに発行してもらえるそうです
私もこのメールが届いていたので、メールに添付されたQRコードを表示しながら切符売り場を素通りしホームに向かいます。
ホームに到着。あれ?改札ゲートなかったな...
ホームにはすでに電車が停車していたので乗り込むことに。
数分後に電車は出発。
うーん、線路内の壁面の落書きが多い...治安が少し不安...
空港からジュネーブ駅は1駅で、約10分程度で到着。
電車を降り立ち出口に向かうと...やはり改札がない。
というわけでジュネーブの電車は、切符チェックのない善意すぎるシステムで運営されていました。
バスやトラムはどうなのか?
電車は上記の通りでしたが、バスやトラムはどうなのか?
結論、バスやトラムも停車場前に券売機自体はあるものの、乗車・降車時に切符を確認するようなシステムや係員は存在せず、皆自由に乗り降りしていました。
じゃあ誰も切符を買っていないかというとそんなことはなく、電車・バス・トラムそれぞれで切符を買っている人は必ず見かけたので、皆善意で切符を買っているということなのでしょう。
まずは軽くジュネーブ観光
朝10時にジュネーブ駅に到着。
Airbnbで予約したハウスのチェックイン時間は15時からでしたがコメント欄に「相談次第で早くチェックインすることも可能」と書かれていたので、ジュネーブ到着前日に「可能なら午前中にチェックインしたいのですが」と投稿しておきました。
しかし、ジュネーブ駅到着時点では返信なし。
まー、仕方ないかとジュネーブ駅構内のコインロッカーにスーツケースを預けることに。
(6時間で9スイスフラン=1400円くらい、ちょっと高い...)
ジュネーブ駅から徒歩5分くらいレマン湖に向かって歩くと、例の大噴水をみることができます。
また歴史ある噴水なども行く途中にチラチラと見えました。
そんな感じで湖のほとりを観光していると、AM10:30頃にAirbnbから通知が。
宿主「お部屋の準備出来たのでチェックインしてどうぞ!」
くっ...あと30分早く連絡をくれればコインロッカー使わなくてよかったのに...
まぁ、ここはイレギュラーなこと頼んでいる身分なので仕方ありません。
携帯していたリュックサックを身軽にもしたかったので、コインロッカーに預けた荷物を1時間弱で引き上げ、トラムでAirbnbの宿に向かうことに。
Airbnbのお部屋はなかなか快適でした
今回Airbnbでとったお宿情報の概要
- 1人宿泊限定
- ジュネーブ駅からトラムで約5分(徒歩だと15分程度)
- マンションの1部屋、人様のお宅に入ってから1部屋を借してもらう形
- なのでトイレやお風呂はお借りする形
- 借りたお部屋内に小さな冷蔵庫あり
- ドライヤー付き
- バスタオル1枚提供(ということは室内に着いてから知りましたが)
- Wi-Fiも完備
- お値段は1泊税込み1.1万円で、ANAマイレージクラブ経由初回利用クーポンを使って約8000円
で、どう入ったかというと、
- Airbnb経由でエントランスのパスワードを教えてもらう
- 家の前に到着し、Airbnbメッセージで指定された場所から鍵を取り出し入室
というような流れでした。思っていた以上にアナログな仕組みです。
そしてお部屋はこちら。
水回りもご家庭なので使用感はあるものの、十分キレイにされておりました。
私にとってホテルは風呂と寝るだけの場所なので多少の狭さは問題なかったのですが、十分に快適でAirbnbで宿を取って正解でした!
あとコスパが良い!
ジュネーブ駅周辺のホテルは、ユースホステルを除き最低でも1万円以上からなので、1万円以下でこの広さと清潔感とアクセスの良さは感動でした。
あと家主が帰宅しても、基本的にこちらの部屋には一切干渉してこないのも良かったです。
唯一の難点は家主さんはフランス語しか話せず、英語が1mmも通じないことでしたが、これは翻訳アプリを通じてフランス語翻訳すれば意図は伝えられたので問題なし。
(「お風呂入っていい?」と「チェックアウトするね」の2回のみ利用しました)
ジュネーブ観光は天気がよければレンタサイクルが最強
さて荷物を預け、天気の良い日だったので自転車で観光してみたいなと思っていました。
前述の通り市内の公共交通機関は無料乗り放題だし、どの交通機関も10~15分おきの頻度で便はあるのですが、海外でチャリに乗って移動するという新鮮さを求めてレンタサイクルをしたいと考えておりました。
そこでいろいろ調べてみたところ、ジュネーブでレンタサイクルするなら「Donkey Republic」というアプリがとても良かったです。
Donkey Republicレンタサイクルのメリット
- ジュネーブの結構いろいろな場所にレンタサイクルがある
- 比較的どこでも乗り捨てOK
- スマホで自転車の施錠・解錠が可能
- 電動自転車もアリ
そしてこのアプリ、ジュネーブ(またはスイス国内?)では有名なアプリらしく、Googleマップの検索結果でも「Donkey Republic」のレンタサイクルの乗車可能スポットがマップ上に表示されるくらいには有名。
そしてお値段ですが、初乗り2スイスフラン(300円)からとなっており、利用時間ごとに料金が上がっていく形です。
2023/5/29現在だと以下のようなお値段でした。
- 普通自転車
- 電動アシスト付き自転車
「電動アシスト付き自転車」のほうは2時間以上レンタルをするとお値段がなかなか跳ね上がりますが、「普通自転車」のほうは日本で考えてもなかなか妥当な価格感な気はしました。
そしてジュネーブ市の総面積は15.93 km²と狭い(渋谷区の面積が15.11 km²)ので、レンタサイクルがあれば、半日で主要観光スポットの7割は巡ることができました。
ちなみに私は14~19時までの6時間自転車を借りて、
- 大噴水
- カルージュマーケット
- サンピエール大聖堂
- イギリス庭園 公園
- レマン湖湖水ビーチ
- 宗教改革記念碑
- ジュネーブ美術歴史博物館(通過のみ)
- 国連本部
- Point de vue de Chambésy(ジュネーブを見渡せる丘)
のエリアを巡ることができたので、レンタサイクルがどのくらい効率的かおわかりいただけたのではないかと思います!
また「Donkey Republic」の便利な点は、スマホで自転車の施錠・解錠が行える点。
なので観光スポットの前についたら施錠し、観光スポットを見終わったら解錠して次のスポットに向かうというのが簡単に行えます。
また、ジュネーブはサイクリスト人口が多いので、路駐自転車もちらほらと見かけます。
なので有名観光スポットの眼の前まで自転車で乗りつけて、自転車を置いておくことは全く問題ありませんでした。
天気の良さという条件はありますが、ジュネーブを観光するならレンタサイクルアプリという手段はとてもオススメです。
と、書いていたら結構長くなってしまったので、スイスの食事どころとホテルの様子などは別記事でまとめて記載したいと思います。
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